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説明
オーストリアの哲学者ルートウィヒ・ウィトゲンシュタインをぬきに、いまや20世紀の哲学は語れない。
そのウィトゲンシュタインに、アメリカ・プラグマティズムの創始者の一人ウィリアム・ジェイムズは、これまで考えられてきた以上に深く、決定的な影響を及ぼしていた。
綿密な文献考証によって二人の哲学者の影響関係を解明した画期的な書。
ヨーロッパ哲学とアメリカ哲学の間に伏在する水脈を明らかにし、現代哲学史に一石を投じる斬新な解釈を提示する。
序論
第1章 プラグマティックな経験の諸相
第2章 ウィトゲンシュタインと『宗教的経験の諸相』
第3章 ウィトゲンシュタインと『心理学原理』──導入
第4章 人間であるとは、どのようなことなのか?
第5章 言語と意味
第6章 プラグマティズム再考
終章