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国内外の研究者による共同研究「キリシタン文学の継承:宣教師の日本語文学」の成果により、宣教師の日本語習得と運用を中心テーマとして、歴史的背景、近代における展開、視覚的イメージ、ハングル著述との比較、という四つの角度からまとめた論集。
第1部 キリシタン時代の日本文化理解“イエズス会の適応主義”(聖フランシスコ・ザビエルの日本語学習の決意/イエズス会巡察師ヴァリニャーノの「順応」方針の動機と実践 ほか)
第2部 日本宣教と日本語による著述“近代のプロテスタントとカトリック”(辞書は伝道への架け橋である──メドハーストの辞書編纂をめぐって/来日プロテスタント宣教師と「言語」──明治初期津軽の事例から ほか)
第3部 聖なるイメージの伝播“キリスト教の多文化的受容”(複製技術時代における宗教画──世界の「サルス・ポプリ・ロマーニ聖母像」をめぐって/多様性の中の統一性 ほか)
第4部 朝鮮半島宣教とハングルによる著述“日本との比較”(ハングルによるカトリックの書物/外国人宣教師の半島伝道と著述活動 ほか)