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“神”なき人間が国家・民族・人種を神格化し、戦争・革命…と20世紀を大量殺戮の時代に仕立てあげた。
人間が犯す悪の問題を近代の歴史全体のなかで分析し、“無信仰”の立場から、真の宗教心・生の意味を探る省察録。
第1章 信仰なき者の中の最も敬虔な者
第2章 コルドバからマジョルカへ
第3章 伝統の策略と巻き返しへ
第4章 ジッド、アンティゴネと絶対の誘惑
第5章 “神”に選ばれることの恍惚と苦役
第6章 ムルソー、ムイシュキンと無垢の強迫観念
第7章 プロメテウス幻想の終わり
第8章 問いかけと聖なるもののあいだで