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初期の詩篇からその死まで。
19世紀フランス後期ロマン派の詩人・作家ジェラール・ド・ネルヴァルの作品を網羅的に読み解き、その夢と狂気、幻想世界の遍歴を追う。
著者が長年にわたって書きためてきた論文集。
第1部 詩作品における二つの精神の流れ
第2部 偶然、夢、狂気・現実──ネルヴァルにおける認識論的懐疑
第3部 空間的・心理的動性への欲求──ネルヴァルの救済願望をめぐって
第4部 罪責意識について──『愛の書簡』『オーレリア』の精神的・宗教的意味
第5部 『シルヴィ』の世界から『オーレリア』の世界へ──虚無意識と救済願望の間
第6部 喪神意識と黒い太陽について──「オリーヴ山のキリスト」と『オーレリア』の世界
第7部 ネルヴァルの死について