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本書では、聖書に由来するヘブライ語の名前の起源をたどり、それらの名前が、ヨーロッパ文化の発達に大きな貢献をしたギリシャ民族、ラテン民族、ゲルマン民族、ケルト民族、スラヴ民族の間にどのように広がっていったかを見る。
民族の言語を起源とする名前がどのような発想のもとに生まれ、どのように広がっていったかを見ることができるように構成した。
付録・各種日本語訳聖書の人名表記/男女各100名称の10言語対照表/ヨーロッパ9か国の命名事情に加え、英和対照表、五十音順索引を付した。
第1章 ヨーロッパを包むヘブライ叙事詩の世界
第2章 ギリシャ神話の世界に育まれた殉教の聖人たち
第3章 西のトロイから西欧キリスト教の拠点へ
第4章 ゲルマン精神と地中海文化の合流
第5章 ケルト民族復興の願い
第6章 東ヨーロッパの覇者スラヴの民