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説明
新約聖書における旧約引用の主たる出典となった「七十人訳聖書」。
なぜキリスト教会はその最初期からこのギリシア語訳旧約聖書を重要視してきたのか?
本書は「七十人訳聖書」が成立するまでの歴史的背景を同時代の史料に基づいて説明し、ヘブル語聖書や他のギリシア語訳旧約聖書などとの比較を通して、そのテキストの特徴を明らかにする。
本邦初の入門書!
【目次】
第1章 ユダヤ教とキリスト教におけるディアスポラと七十人訳聖書
第2章 ユダヤ教とキリスト教におけるユニヴァーサリズム(普遍主義)と七十人訳聖書
第3章 七十人訳聖書の背景としてのヘレニズム世界とローマ帝国
第4章 プトレマイオス王朝支配下、アレクサンドリアにおけるモーセ五書のギリシア語訳の成立
第5章 七十人訳聖書以外のギリシア語旧約聖書
第6章 オリゲネスとヒエロニュムス
第7章 七十人訳聖書と新約聖書
第8章 七十人訳聖書の諸特徴
第9章 七十人訳聖書とキリスト教
第10章 七十人訳聖書の伝承と最近の研究状況