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説明
内村鑑三が1921-2年に行なったロマ書講演の筆記、自著の講演補遺と講演約説からなる。
「内村鑑三の生涯をかけた聖書研究の最高峰であり、近代日本人に残した、最大の信仰的メッセージである。」(富岡幸一郎)
「余に一生の志望があった。それは日本全国に向かってキリストの十字架の福音を説かんことであった。・・・余は大手町において、ダニエル書、ヨブ記、ロマ書、ならびに共観福音書の一部を講じた。その内、余が最も深く興味を感ぜしものはロマ書であった。使徒パウロによりて口授せられしこの書はキリスト教の真髄を伝うる書である。この書を解せずしてキリスト教を解することはできない。また余の四十七年間の信仰の生涯において、余が最も注意して研究したりと思うのはこの書である。余はロマ書を講じて、実は余自身の信仰を語ったのである。」(「『ロマ書の研究』に対する序」より)