遠藤文学が結晶させた「母なるイエス」には、西洋と日本、一神と汎神といったものが複雑に投影している。著者は遠藤の西洋体験を軸にイエス像について考察し、「母性=母なるもの」の系譜を探っていく。
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人生にも、さまざまな「踏絵」がある。
そんな踏絵を踏んでしまう弱い人間にこそ、神は寄り添ってくれる……。
『沈黙』の作家による名講演録、初の活字化!
【目次】
人生にも踏絵があるのだから 『沈黙』が出来るまで
文学と宗教の谷間から
強虫と弱虫が出合うところ 『沈黙』から『侍』へ
本当の「私」を求めて
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神仏が素朴に信じられた時代から、それが相対化された現代に至るまで、なぜ人は宗教に心打たれ、支えられてきたのか?
今、この問いを解く鍵は、個々の教義や歴史ではなく、近現代に作られた物語の中にある。
宮沢賢治、トルストイなどの宗教作家から、カズオ・イシグロ、西加奈子など現代作家の物語まで。
「死」「弱さ」「悪」「苦難」という四つのキーワードを通して、宗教学の泰斗が宗教とは何かをやさしく解きほぐす。
序章 宗教は物語のなかにある──人は「四つの限界」の前にたたずむ
第1章 「死」を超える
第2章 「弱さ」と向き合う
第3章 「悪」に向き合う
第4章 「苦難」を受け止める
終章 重なり合う宗教と物語の力──現代文学のなかの宗教
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遠藤周作、没後10年。
30年間師弟として親しく交わった著者が書き下ろした、遠藤周作の初の本格的評伝。
誕生から死の瞬間まで、未公開新資料を交えて、丹念に描かれる遠藤周作の世界。
女運
母と息子──大連
劣等生──神戸・西宮
契約と裏切り
リヨン留学──『作家の日記』から
秘密──『沈黙』とフランソワーズ
宗教的情熱、または老いの祈り──『スキャンダル』
最後の長篇まで──時代小説と『深い河』
成就と喪葬
ほか
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遠藤周作最期の、純文学書き下ろし長篇小説は、病魔と闘いながら、魂と体力のすべてをかけて書かれた。
『深い河』は遠藤周作の思考の行き着く果ての神についての、ひとつの結論であった。
構想から執筆までの苦悩。壮絶な日々。
書くこととは、神とは、を身をもって証明した著者の死後に発見された、感動の記録。
初出:本書は、『『深い河』創作日記』(1997年9月講談社刊)及び「三田文学」(1997年秋季号)に掲載された対談を収録した、講談社文庫版(2000年9月刊)を底本にし、新たな解説、年譜にいたしました。なお「宗教の根本にあるもの」の初出は、「歴史読本ワールド」(1993年2月号)です。
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〈遠藤周作歿後二十年記念出版。遠藤文学の全貌を現代に問う。〉
初期短篇群から『深い河』まで、主要作品16篇を軸に、遠藤文学の世界を、その全体像として考察。
前著の構成を大幅に改編し五章分を増補した遠藤研究の集大成。
私たちが生きた近代を振り返りつつ、遠藤の文学的ビジョンと想像力が、はるか先の射程をどこまで見定められるのか。
あらためて、遠藤文学の意味を問い返す。時代に向けた渾身の書。
日本的風土の深層とキリスト教との相剋。語り出される《愛の原像》。
グローバルな〈和解〉をめざす遠藤文学の現代性と世界性。
死者と生者の域を越えて、そのビジョンと想像力は、どのような《いのちのかたち》を描くのか。
精緻な読みを通して、その真髄を解明する。
目次
序論にかえて―〈文学と死〉をめぐる問い―第1章 小説家遠藤周作の誕生―『アデンまで』から『青い小さな葡萄』まで―第2章 二つの風土―『黄色い人』―第3章 虚無の淵から―『海と毒薬』―第4章 聖性と罪性―『おバカさん』―第5章 想像力の始原―『わたしが・棄てた・女』の定位をめぐって―第6章 甦る〈風景〉―『わたしが・棄てた・女』―第7章 異邦人の孤独―『留学』―第8章 地上の哀しさー『哀歌』―第9章 〈闇〉の言説―『哀歌』再論―第10章 煙はなぜ、黄昏の空に真直にたちのぼるのか。―『満潮の時刻』―第11章 和解の物語―『沈黙』―第12章 同伴者イエス―『死海のほとり』―第13章 沸騰する文体―『死海のほとり』再論―第14章 〈事実〉と〈真実〉の間―『イエスの生涯』―第15章 回帰の旅程―『侍』―第16章 悪という深淵―『スキャンダル』―第17章 〈愛〉の言説―『深い河』の実験―第18章 日本人につかめるイエス像―『沈黙』から『侍』まで―第19章 ある躊躇と疑念―『侍』瞥見―初出一覧あとがき索引
"遠藤周作 〈和解〉の物語 増補改訂版" の最低購入数は 1 です.
「早く来すぎた作家」として、批判や反感を受けがちだった世界観・宗教観も、現在、世界の宗教者たちが目指している方向と合致している。
新しい立論による、新しい作家・遠藤周作の全体像の構築を目指す。
"遠藤周作 挑発する作家" の最低購入数は 1 です.
作家遠藤周作と狐狸庵山人を繋ぐものを探る。
名作映画『私が棄てた女』(浦山桐郎監督)の企画者でもあり、編集者でもある著者が、読み解いた遠藤文学の壮大なテーマ。
遠藤作品の奥深い魅力を著者体験的遠藤論で迫る。
"【店頭在庫のみ】遠藤周作のすべて" の最低購入数は 1 です.
いかなる哀しみのなかでも人生を肯定し続けた遠藤文学に、これほど心寄せた文芸批評はかつて出遭ったことがない(加藤宗哉)
▼悪のむこうにあるもの―。
私は「悪」の問題は遠藤文学の根幹をなす問題であると考えている。それは遠藤が初期評論から一貫して取り組んできたものであり、一本の糸のようにどの作品にも綴られている。「悪」の問題はまだ課題も多く、この問題への取り組みは、はじまったばかりだと認識している。一歩一歩進んでいきたいと思う。(あとがきより)
『沈黙』で世界的に知られる遠藤周作(1923-1996)が没してまもなく20年となる。20代から「人間に潜む悪」に多大な関心を寄せ、それは晩年まで変わることがなかった。「遠藤周作の悪」を取り上げたはじめての遠藤周作論。
"それでも神はいる 遠藤周作と悪" の最低購入数は 1 です.
本書は、所属の梅花女子大学・梅花短期大学(現・短期大学部)の紀要や研究会で発表した論文に、日本キリスト改革派教会東部中会機関誌『まじわり』と西部中会教育委員会発行の『リフォルマンダ』に発表したレポートを再録したもの。
他、文芸誌や新聞に掲載されたものもある。
"祈りとしての文芸 " の最低購入数は 1 です.
長崎県生月島で奇跡的に伝承されていたかくれキリシタンのオラショ(祈り)を探る著者の旅。
遠藤周作、小泉文夫、間宮芳生、海老澤有道、チースリク氏らとのダイアローグと著者のモノローグ。
"オラシヨ紀行 対談と随想 (オンデマンド版)" の最低購入数は 1 です.
人生の様々な場面でイエス・キリストに出会い、新しい生き方を求め、歩み始めた20人のエッセイ。
心にしみわたる慰めとユーモアとが共感へといざない、語りかける。
"022 キリストと出会う 洗礼を受けるまで" の最低購入数は 1 です.
「弱虫、卑怯者、駄目人間」の弟子たちが、いかにして改心し、死をも恐れぬ神の使徒となったのか?
―遠藤周作が読み解いた師弟の魂のドラマでたどる、キリスト教誕生史。
"とんぼの本 遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子 " の最低購入数は 1 です.
奉行所跡でロドリゴ神父の踏絵シーンに泣き、大浦天主堂でキクの哀しい最期に泣き、浦上村でサチ子の被爆悲話に泣く…。
『沈黙』『女の一生』の足跡を辿る“泣くの旅”のガイド。
涙なしには読めないコラムも掲載。
"とんぼの本 遠藤周作と歩く「長崎巡礼」 " の最低購入数は 1 です.
没後十年(出版当時)、なお衰えぬ人気の秘密の一端を、広い交友を物語る人々との対話からしのぶ、対話集。
1980年代、雑誌「あけぼの」誌に掲載された「遠藤周作・連続対談」の一部を収録したのも。
対談者:サトウサンペイ、藤原作弥、安達瞳子、内藤いずみ、足立大進、平山郁夫、佐藤愛子、井上洋治、W・ジョンストン、山崎陽子、滝島恵一郎、遠山慶子、矢代朝子、樋口和彦、熊井啓、稲畑汀子、麻那古宣子
"対話の達人、遠藤周作1 " の最低購入数は 1 です.
没後十年(出版当時)、なお衰えぬ人気の秘密の一端を、広い交友を物語る人々との対話からしのぶ、対談集。
1980年代、雑誌「あけぼの」誌に掲載された「遠藤周作・連続対談」の一部を収録したもの。
対談者:北杜夫、三浦朱門、今田美奈子、荒川和敬・靖子、團伊玖磨、森一弘、山本健吉、斉藤茂男、森下洋子、木崎さと子、山村賢明、藤井康男、河合隼雄、秋本きみよ、G・ネラン、遠藤龍之介、楠田枝里子、矢代静一
"対話の達人、遠藤周作2 " の最低購入数は 1 です.
夫・遠藤周作の遺した宿題に取り組みつつ、長い人生を振り返る。
そこには、山あり谷あり、泡立ち、押し寄せ、砕け散る波の中に、神からの、人からの、あふれる恵みが・・・。
今はじめて、自分史を軸に紡ぐ身辺雑記。
"河の流れのように" の最低購入数は 1 です.
イエスは、なぜ、十字架上の死を選ばねばならなかったのか・・・。
衝撃的な奇蹟、戒律、原罪の謎をやさしく解明する。
1章 キリスト教と私──こうして、私はイエスに近づいた
2章 聖書の中の真実のイエス──“愛の証明”だけを説きつづけた人間の生涯(当時の政治情勢とイエスの立場/酒と笑いに満ちた絶頂時代/民衆の期待に無力なイエス/最後の晩餐/裏切り、逮捕、そして処刑/聖書最大の謎──“復活”の奇跡)
3章 聖書の謎──なぜあなたは、キリスト教に親しめないのか(奇跡とは何だろう?/厳しい制約がイヤだという人のために/バース・コントロールの是非/“離婚”と“自殺”について/原罪とは何か?/キリスト教とほかの宗教)
"私のイエス 日本人のための聖書入門" の最低購入数は 1 です.
遠藤周作の名作『沈黙』を評論した「共感と挫折」から、評論家と作家との出会いが始まった・・・。
深い洞察のもとに書かれた「遠藤文学への招待」であると同時に、作家に対峙する評論家の一つの姿勢が示されている書。
出会いの意味
共感と挫折──『沈黙』について
日本人のためのイエスの声──『沈黙』の背景と結末の意味
対談 遠藤周作+上総英郎──モーリアック「テレーズ・デスケルウ」と私
カトリシズムと信仰
“祈りに傾く”もの
その人柄について──『ほんとうの私を求めて』
“悪の遍在”を凝視する眼
遠藤周作のヒロインたち
遠藤周作へのワールド・トリップ
"遠藤周作へのワールド・トリップ" の最低購入数は 1 です.