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説明
説教とは、語られるものであり、聞かれるものである、ゆえに、これが書かれたり、読まれたりするということは、著者によれば、はなはだ不本意なことである。
しかし著者は説教のたびごとに、その都度、準備としてその内容を書き下す……
書名になった「偽善者を出す処」については、一言かいておきた い。
教会外の人々が、教会につまずくのは、そこにかなりの数の「偽善者」が含まれているということである。
著者はこれに対して、教会はつねに偽善者を出す ところであり、そしてその中に、偽善者が多くいればいるほど、実はその教会は盛んなのである、否、それこそ本当の教会なのだ、と結論する。
(巻末解説よ り)